この工法はフェンス・防護柵・看板の基礎工法です。従来の基礎工法では箱抜きされたコンクリートブロックを地中に埋め込むのが一般的でしたが、このスリープパイルは地盤面からハンディタイプの電動工具で打込むだけで施工ができます。また、鋼管先端に特殊プレス加工を施してあるので、鋼管内部への土砂の侵入が少なく、支柱を設置する際に土砂を取り除く作業は発生しません。
■特徴
1. 資材搬入、施工ともにすべて人力で可能
2. 現場でのコンクリート打設作業が不要
3. 作業性がよく、工期を短縮できる
4. 小石混じりの土砂から硬岩までほとんどの地山に使用可能
■従来工法との比較
①掘削:必要なし
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②運搬:鋼製の打込み杭は非常に軽量
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③設置:ハンディタイプの電動工具でピンを打込むだけ
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④埋め戻し:不要
①掘削:コンクリートブロックを設置する場所の掘削
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②運搬:重量物なので重い(重機が必要な場合も多い)
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③設置:掘削底面の転圧が必要
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④埋め戻し:埋め戻す土量が多い