サンドイッチ床版

真空成型法により発泡剤をガラス繊維層で挟んだサンドイッチ構造の床版です。強度のある発泡板を芯材とし、軽量化と高強度の両立を可能にさせました。

特性

● 軽量であるため基礎負担の軽減、製造・運搬・施工時のCO2排出量削減にも貢献します。

● 真空成型法で製作するため、強靭で大型の床版製作が可能です。

● ノンスリップ加工(砂目地)を施しており、安全に通行出来ます。

● 簡易なメンテナンスで長期的な使用が可能であり、維持管理費を縮小出来ます。

● 雨水・塩害に強いため海辺などでも腐食せず、耐久性にも優れています。

● 厚みを自由に設定できるので用途に応じた強度を得ることが可能です。

● 管理車両の通行が可能です。

形状・性能

サンドイッチ床版

*上記サイズは一例です。用途に応じた厚みとサイズの製作が可能です。


製作工程

吸水検証

吸水状況や汲水による強度低下が無いかを熊本大学と共同研究し、浸漬吸水、真空引き吸水による含水後、曲げ試験を実施しました。

吸水はほとんどなく、強度低下は見られないことを確認しています。

他社製との質量変化率の比較:コムテック製(芯材は発泡剤):0.17%  他社(芯材はバルサ木材)600%

浸漬吸水法

真空引き吸水法


施工事例(鋼製トラス橋の床版)

【天崎橋】広島県呉市 サイズ:W2.0m L18.0m

鋼製トラス橋の床版架け替えの事例です。

施工事例(管理車両通行可能の例)

【長野緑地】福岡県北九州市 サイズ:W3.0m  L11.0m

真空成型法で各部材を製作したOneDay Bridgeで、3トンの管理車両が通行可能な強度に耐えられる厚さ構造となっています。