山中や渓谷に架設されることが多いため、資材搬入コストの低減を求められることが多く、軽量性で耐腐食性に優れているFRPが吊橋の素材に選定されています。FRPの軽量性は、橋を吊っているワイヤーへの負担も軽減します。
木製吊橋の腐食に伴いFRP製吊橋に架け替えられた事例動画をご紹介します。
神川町吊橋_タイムラプス編
吊橋の解体から改修、完成の流れをコンパクトに編集しています。
神川町吊橋_改修編
吊橋の改修工事を分かりやすく説明しています。
神川町吊橋_解体編
旧吊橋の解体の様子を分かりやすく説明しています。
VI 法は風力発電の風車の大きな羽根やヨットの船殻の製作にも用いられています。橋本体の構造部材にはこの製法によって得られる軽くて強靱な積層材が使用されています。型の形状は自由にデザインできるため優美な曲線の橋桁の製作が可能です。 現場では一括架設ができます。
■製作工程
主構造部へトラス構造を使った橋です。トラス部は細長い部材を両端で三角形に繋いだ構造でそれを繰り返して桁を構成します。橋台基礎地盤の掘削を最小限にしたいケースなど素材の軽量性を求められる場合にFRPの特性が活かされます。工場で製作し、現場での人力架設が可能です。
■製作工程
主桁へ大きなFRP引抜材を利用した橋です。断面積の大きな型材であるダブルビームがよく利用されます。